転職口コミサイトって社内SEへの転職にも使えるの?
社内SE本人のクチコミって少ないし、見つけにくい。。
近年、転職活動の際に口コミサイトを見るのが当たり前になってきてますね。
入社前に実際に働いている人たちの生の声を確認できるなんて、本当に良い時代になったものです。
しかし、社内SEのクチコミは投稿数が少なく、非常に見つけにくいと言う問題があります。
では、社内SEへの転職では全く使えないかと言うと、私は十分活用可能であると考えています。
今回は、私の2回の転職を踏まえて、社内SEへの転職に向けたクチコミサイトの有効活用法と言うテーマでお伝えしていきます。
また、今回の記事では、経理、法務、人事などの専門職での転職活動の際にも役立つ内容となっておりますので、社内SE転職に限らず、最後までご覧ください!
私のプロフィールです。
・IT系会社員歴15年、現役社内SE10年目
・事業会社での社内SE経験2社
・大手ヘルスケア企業にて全社のデジタル・IT企画、推進に従事
・ITストラテジスト、プロジェクトマネージャなどのIT資格多数取得
詳しくはこちら
転職口コミサイトとは
ご存知の方は、読み飛ばしてくださいね。
転職口コミサイトとは、実際に企業に勤めたことがある人たちの口コミ情報(年収、働き方、会社の雰囲気など)を閲覧できるサービスです。
いずれの口コミも企業内部にいた経験がないと知り得ない情報ばかりですので、読み物としても非常に面白いです。
そのため、読み始めると、目的以外のことにも目がいき、いつの間にか時間が過ぎているなんてことも・・・
代表的な転職口コミサイトは以下です。
それぞれのサイトの特徴や比較については、詳細に整理されている記事がありました。詳しくはそちらをご覧ください。
理由は、クチコミ検索の際に「ITエンジニア」指定表示ができる唯一のサイトだからです。
以下のように、事業会社での口コミで職種「ITエンジニア」になっていれば、ほぼ社内SEの口コミだと言って良いでしょう。
en Lighthouseより引用
今後、もっと口コミ数が増えていけばより一層社内SE転職に有効なサイトになるでしょう。
口コミサイト活用にあたり
前提
まず、転職活動を行う際は、必ず転職エージェントを活用しましょう。
圧倒的な求人数、面接対策などのサービスなどを全て無料で受けられるなど、もはや活用しない手はありません。
その上で、口コミサイトは転職エージェントだけでは得られにくい情報を補完する位置付けと認識しましょう。
注意点
口コミサイトは非常に有用なサービスですが、注意点もあります。
それは「口コミサイトの内容を全て鵜呑みにしないこと」です。
口コミサイトに投稿している人達は「転職を考えている人(辞めようと思っている)」です。
対象の会社に対して多少の不満を抱えていることもあるでしょう。従って、主観的かつネガティブな投稿も見られます。
en Lighthouseの公開情報を引用
en Lighthouseの公開情報を引用
有効な活用方法
最優先して確認すべき口コミ
結論からお伝えします。
社内SEでの転職において、口コミサイトで最優先で確認するべき項目は、
です。
理由を順番に説明していきます。
転職にあたり、事前に把握しやすい情報と、そうでない情報があります。
・求められるスキル
・入社時の給与レンジ
・勤務地、オフィス環境など
・残業実態:求人情報に載ってこない残業実態、サービス残業の有無など
・給与実態:入ってからの上がる見込み、年齢、役職の年収相場
転職口コミサイトの最大の利点は、上記のような外部からは把握しにくい情報を得られることだと考えています。
中でも、社風は、本当に働いてみないと分からないですし、長期的な就業を見据えた場合、事前に必ず理解する必要があるポイントです。
理由は、入社後の人間関係構築に大きく関わる所であるからです。
残業、給与の実態も重要ですが、これらはクチコミサイトでざっと見れば分かりますし、部署や個人によっても異なるケースが多いため、そこまで重点的に確認しなくても良いと考えています。
転職口コミサイトでは、人間関係に大きく関わる「社風」の把握を重点的に行おう。
確認ステップ
ここからは、「社風」を確認する具体的なステップを解説します。
人数が多いと言うことは、会社としてリソースをかけている(主力部門である)可能性が高くなります。
主力部門の社員がどのような価値観を持っているかが、会社の価値観と言っても過言ではありませんので、そこから口コミを確認していきましょう。
en Lighthouseより引用
en Lighthouseより引用
投稿人数がばらけている場合は、部門毎に文化が異なる可能性が高いです。
その場合、社内SEとして入社した場合に最も接点のある部門の口コミを中心にみていきましょう。
これが一番ほしい情報ですよね。
しかし、現時点でよほどの大手でない限り社内SEの口コミ数は多くはないと心得ておきましょう。
あったらラッキーです。
また、それほど大手でなくても、社内SEの口コミが一定数ある場合、それは会社としてITに力を入れている可能性が高いです。
わざわざ口コミサイトに書き込みにくるくらいアグレッシブな社員がいると言うことになるからです。
複数名の口コミを読んでいくと、共通のキーワードが見つかってくるはずです。
それこそが社風を表しています。体育会系、論理的、自由、保守的、トップダウン、フラット、年功序列、実力主義、ドライなどステップ4:自分の価値観と照らし合わせよう。
抽出できたキーワードが自分にとって合うのか、4段階くらいで考えてみましょう。全然OK、許容できる、我慢はできるかな、絶対無理など
最後に補足
最後に、補足的にお伝えしておきたいポイントを挙げて本記事を締めたいと思います。
転職クチコミサイトを見るべきタイミング
私のオススメは、
です。
転職を考えているなら、すぐ見られるように口コミはどれか一つでも登録しておきましょう。
この記事を読んで頂いている方は、転職に興味がある筈ですので、すでに転職サイトに登録していたり、または転職活動を開始しているかもしれません。
選考が進んでくると情が湧いてきて、どうしてもひいき目に見てしまうため、応募前に必ず見ましょう。
おそらく、「この企業いいな」と思ったということは、年収や業務内容が魅力に思ったのでしょう。
あるいは、スカウトメールなどがきて、ちょっとウキウキしているかもしれません。
そんなとき、一旦冷静になるためにも「いいなと思ったらすぐ見る」は有効です。
もし内定後に、口コミサイトを見て不安になったら
内定が出た、でも口コミサイトを見たら実は社風は自分に合わないかも、でも仕事は面白そうだし給与良いし・・・
このような場合、正直に転職エージェントに伝えて、実際に一緒に働く人との面談の場を設定してもらいましょう。
内定していると言うことは能力、人格面で基準はクリアしていますし、企業側も来て欲しいと考えています。
転職活動に不安はつきものだということは、誰もがわかっていることなので、ここはクリアになるまで話をしてみるのが一番です。
今回の記事はここまでとさせていただきます!
最後までお読みいただきありがとうございました!